会計ソフト会社に29年、社長業は19年目。中小企業の現場で生まれた仕事の仕組みを、AI時代向けに作り直しています。
私は以前、UTAGE(ウタゲ)を契約して使っていました。今は解約していますが、それは「UTAGEが悪かったから」ではありません。この記事では、UTAGEが2026年4月にリリースした「AI連携(MCP)」という新機能について、API対応範囲・料金の内訳まで含めて、公式情報にもとづいて整理します。
SNS側では速報として要点だけを短くお伝えしていますが、この記事はその詳細版です。公式マニュアルの記載を1つずつ確認しながら、対応範囲の線引きまで掘り下げています。
AI連携(MCP)でできること・まだ手作業が必要なこと
UTAGEは2026年4月から、Claude Code等のAIエージェント経由での操作に対応しています。公式マニュアルには、次のような明確な線引きがあります。
「MCP(Model Context Protocol=AIエージェント連携の共通規格)に対応し、AIツールからUTAGEを直接操作できるようになりました。プログラミングの知識は不要です。AIに日本語で指示するだけで、ファネルやページの構築が行えます」
対応クライアントは claude.ai(ブラウザ版)・Claude Desktop・Claude Code・その他MCP対応のAIクライアント。操作例として公式が挙げているのは「新しいファネルを作成して、LPページを追加して」「配信アカウントの一覧を見せて」「このページのヘッドラインを変更して」といった、自然言語での指示です。
現時点で利用できるAPIの範囲は、公式マニュアルによれば次の4つです。
- ファネル管理(ファネル・ステップ・ページの作成・編集・削除)
- ページ構築(テキスト・画像・ボタン・フォーム等の要素を使ったページ作成。HTMLの直接入力にも対応)
- 配信管理(メール・LINE配信アカウントの作成、シナリオの作成・一覧取得)
- メディア(アップロード済みの動画・音声の一覧取得)
つまり、AIに「プロダクトローンチのページとステップメール14日分を作って」と頼めば作ってくれますが、商品登録やイベント機能(セミナー申込・定員管理)は、公開されているAPI一覧に含まれていません。ここは今のところ人の手作業が必要な領域として残っています。境界線がはっきりしているぶん、どこまでAIに任せてよいかの判断はしやすいと感じます。
「空白のファネル」機能で、AIが書いたHTMLをそのまま公開できる
もう一つ、実務で使える工夫が「空白のファネル(HTML)」というテンプレートです。AIにコーディングさせたHTMLをそのまま貼り付けてページを公開できる機能で、決済やフォームを使わないページなら、UTAGE独自のCSSがデザインを崩す心配なく自由に作れます(PHPは使えず、JavaScriptの直書きのみ可)。AIにコードを書かせて公開する場合、この「空白のファネル」を使うかどうかで作業のしやすさが変わる、という実務上のポイントです。
LINE込みでこの価格——月額の内訳
UTAGEの強みは既存記事でも触れているとおりLINE連携です。月額料金を本日(2026-07-29)改めて公式サイトで確認したところ、次のとおりでした。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額料金 | 19,700円(税込21,670円) |
| 初期費用 | 無料 |
| 無料お試し | 14日間 |
| 契約期間の縛り | なし |
出典: UTAGE公式サイト(2026年7月29日確認)
LINE配信だけに特化したツール(Lステップ・スタンダードプラン)は月額21,780円、年間26万円を超えます(出典: 第三者のnote記事。確認日不明のため参考値としてご覧ください)。UTAGEはLP作成・メール配信・会員サイト・決済連携・動画配信・AI連携までまとめてこの価格に含まれているので、LINE込みでこの値段、と考えると納得感があります。
まとめ
- UTAGEのAI連携(MCP)は2026年4月リリース。ファネル作成・配信関連の操作を自然言語でAIに任せられる
- 現時点のAPI対応範囲は「ファネル管理・ページ構築・配信管理・メディア」の4つ。商品登録・イベント機能はまだ人の手作業が必要
- 「空白のファネル」機能を使えば、AIに書かせたHTMLをそのまま公開できる(PHPは不可、JS直書きのみ)
- 月額19,700円(税込21,670円)、初期費用無料、14日間無料お試し、契約縛りなし。LINE込みのオールインワンとして考えると妥当な価格設計
料金・対応状況は変わることがあります。判断の前に、公式サイトで最新情報をご確認ください。
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「訳あり」の廉価版——GIFTED HUNTというもう一つの選択肢
ここまでUTAGEのAI連携について紹介してきましたが、最後にひとつだけ、別の選択肢の話をさせてください。
私は今、「GIFTED HUNT(ギフテッドハント)」という、日本語対応のオールインワンツールを扱っています。UTAGEと同じように、集客からLP作成、顧客管理までを1つにまとめられるツールですが、UTAGEより料金は抑えめです。なぜ安いのか、理由を先に書きます。
- 「LINE連携が、今のところありません(開発中)」。UTAGEの一番の強みであるLINE配信を軸にした集客をお考えなら、今回ご紹介したUTAGEのほうが向いています。
- 「海外生まれの基盤を日本語化した製品です」。GIFTED HUNTは、GoHighLevel(ゴーハイレベル)という海外のプラットフォームをベースに、日本の中小企業向けに日本語でパッケージ化したものです。
「聞いたことのないツールでは」と感じる方もいると思うので、母体の実績もあわせて書きます。GoHighLevel(ゴーハイレベル)は公式サイトの実績で、2023年時点の顧客6万社超、2026年7月時点でプラットフォームユーザー700万超という規模で使われています(出典: GoHighLevel公式サイト about-us・公式トップページ 2026年7月29日確認)。世界規模で実績のある基盤を、弱みも隠さず、日本語で使えるようにしたものです。
LINEを使わない集客——法人向けの商談管理やワークフロー自動化を考えている方には、選択肢の一つとして知っておいていただきたく、ご紹介しました。
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