何のための場所か——自分のサイトを作る前に決める一つ

自分の店や会社の場所をこれから持つ、という相談を受けると、たいてい最初に出てくるのは見た目の話です。どんな配色にするか、写真は何枚入れるか。私も昔はそこから始めていました。ところが出来上がったあとで「で、ここで何をしてもらう場所でしたっけ」と聞くと、答えが出てこない。順番が逆だったのです。

目次

会社の案内なのか、受付なのか

先に決めるのは、たった一つです。ここへ来た人に、最終的に何をしてもらいたいのか。

会社の中身を知ってもらうだけの場所なのか。相談や見積もりの申し込みを受ける場所なのか。予約をその場で取ってもらう場所なのか。あるいは商品をそのまま買ってもらう場所なのか。この四つは、必要な作りがまるで違います。

たとえば車を借りる商売なら、店頭に来て「今から借りたい」と言う人はほとんどいません。旅行や出張の予定を立てている段階で、手元の画面から予約まで済ませてしまう。だとすれば、その場所の役目は会社の案内ではなく、予約の受付です。役目が決まれば、押してほしいボタンの位置も、書くべき文章も自然に決まります。

役目は一つに絞ります。二つ並べると、来た人はどちらも選びません。相談の申し込みも、商品の購入も、資料の受け取りも全部置いてある場所は、何をする場所か伝わらないのです。私は主となる役目を一つ決め、それ以外は下のほうへ小さく置くようにしています。

目的が決まらないと、もったいない場所になる

役目を決めないまま作ると、何をしてほしいのか分からない場所が出来上がります。見た目はきれいで、写真もそろっている。それでも、来た人が次に何をすればいいのか分からない。

私が見てきた中で、いちばんもったいないのがこの形でした。手直しをするときも、どこを直せば良くなるのか判断できません。基準が無いからです。役目を一行で書いておくと、その一行が判断の物差しになります。

借りた場所と、自分の場所

もう一つ先に決めておきたいのが、住所にあたる名前を自分で持つかどうかです。

投稿の場を借りて発信するだけなら、費用はかかりません。ただし、その場の決まりが変わったり、見せ方が変わったりすれば、こちらは従うしかない。自分の名前の場所を持っておくと、そこに書いたものは残ります。名前は早い者勝ちなので、思いついた候補はたいてい先に取られています。私が試したときも、短くて分かりやすいものは軒並みふさがっていました。読みやすさを少し譲って、自分の商売が分かる形に落ち着かせるのが現実的です。

凝った作りである必要もありません。私が十年ほど前に作ったまま、見た目をほとんど直していない場所があります。それでも申し込みは途切れずに入ってきます。多額の費用をかけなくても商売になる、というのが正直な実感です。大事なのは見た目より、役目がはっきりしていることでした。

言葉は、埋め込むのではなく記事へ回す

探してもらうための言葉を、案内の文章に無理やり詰め込む人がいます。同じ言葉を一枚の中に何度も入れると、文章として不自然になり、見つけてもらう以前に読まれません。

代わりに、その言葉を扱った記事を別に書きます。選び方、使い方、よくある困りごと。一枚の中に詰め込むのではなく、記事の側に散らしていく。書ける話が尽きにくいのは、こちらの形です。

表示されていても、押されるとは限らない

そして、作ったあとに見るべき数字があります。何回表示されたかと、何回押されたか。この二つは必ず分けて見ます。

この記事を載せている場所の記録を、私が確かめたのは2026年8月です。直近の二十八日で、検索結果に出た回数は2,714回、そこから押された回数は27回でした。平均の並び順は9.1番目です。つまり、見つけてはもらえているのに、ほとんど押されていない。並び順を上げる前に、出ている一行の書き方を直すほうが先だ、ということがこの数字から分かります。

作る前に役目を一行で決める。名前は自分で持つ。言葉は記事の側に回す。そして出来上がってからは、表示と押された回数を分けて見る。この順番で進めると、途中で迷わなくなります。

当てはまる人だけへ

同じような詰まり方をしている、という方に、続きをお届けする場所をご用意しています。うまくいったことだけでなく、つまずいたことも含めて書いています。

👉 無料メール講座「AI社長のお困りごと相談」(全7回・無料)はこちら:
https://api.leadconnectorhq.com/widget/form/t564qhnuzISZeGUW76aJ


提供元: 株式会社トレジャーハンティング

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次