一人でカメラに向かうから止まる——YouTubeを集客に使う前に決める三つ

YouTubeを集客に使おうとして、最初の一本で止まる会社は多いものです。原因は機材ではありません。台本を書いて、一人でカメラの前に立ち、長い時間しゃべりきる。この形から入ろうとするから止まります。私も一人で話す形を何十本か試しましたが、これは場数を踏まないとかなり厳しいやり方です。

先に決めるのは、何を撮るか、誰が出るか、どこで完成度を割り切るか。この三つです。

目次

何を撮るか——説明ではなく、使っている場面

集客のために撮るなら、いちばん強いのは、お客さまが実際に使っている場面です。自分で商品を語る動画より、使っている人が映っているほうが伝わります。話す技術も要りません。

撮り方は、その場でスマホを構えるだけです。ただし必ず、映る方に声をかけて許可をもらいます。断りなく撮って後で困るくらいなら、撮らないほうがいい。

声のかけ方には少しコツがあります。いきなり撮らせてくださいと言うと身構えられる。まず普通に挨拶をして、いい様子なのでうちの発信で紹介させてもらえないか、と用件をはっきり伝える。この形にすると、かなりの割合で引き受けてもらえます。喜んでくれる方もいます。

そのとき気をつけるのは、期待させすぎないことです。撮ってすぐ出るとは限らないなら、順番に出しているので少し待ってほしい、と先に言っておく。ここを省くと、あとで問い合わせをもらうことになります。

誰が出るか——一人でしゃべらせない

一人語りが難しいのは、中身の問題ではなく間が持たないからです。

そこで二人でやります。片方が聞き役、もう片方が答える役。事前に質問の一覧を渡しておき、それに沿って答えてもらう。聞き役がいるだけで、答える側は普通に話せるようになります。詰まったときに助けも入る。

質問は多く用意しなくてかまいません。一問につき数分ずつ答えてもらえれば形になります。答える人が話し慣れていないほど、この形にする値打ちがあります。

どこで割り切るか——現場は撮るだけにする

続かない会社は、撮る人と仕上げる人が同じです。撮って、編集して、題名を付けて、出す。これを現場の人が全部やろうとすると、忙しい日に止まります。

私は、この二つを分けるところから組みます。現場の人は撮るだけ。撮ったものは自動でクラウドの保存先に上がるようにしておき、仕上げる人はそこから取って、音を付け、題名と説明文を入れ、出す日を指定して入れておく。この形なら、現場に増える仕事は声をかけて撮ることだけです。

画角も割り切ります。凝った構図を狙うと、忙しいときに撮れなくなる。引きで撮れる位置から撮る、で十分です。仕上げのほうも、短い縦の動画なら手を入れる箇所は多くありません。音を付けて字幕を入れる程度は、スマホの中で終わります。

短いものから始める

始めたばかりのチャンネルは、長い動画をいくら出してもなかなか見られません。一方で短い縦の動画は、始めたばかりのところのものでも表に出てくることがあります。動きのある場面が映っていれば、なおさらです。

だから最初は短いものから入る。長いものは、聞き役を立てた対談の形が作れるようになってからで間に合います。

先に決めておくと、後で楽になること

もう一つ、始める前に決めておきたいことがあります。どういう動画を出す会社にするか、という方針です。

見られやすい動画と、自社が本当に来てほしいお客さまとは、必ずしも一致しません。派手な場面ほど数は動きますが、それを見て来た人が、実際に提供しているものと噛み合わないことがある。数が動くほうへ寄せていくと、あとで戻すのが難しくなります。

私が先に決めるのは、来てほしい人が見て、これは自分向けだと思うかどうか、という一点です。ここを決めておくと、迷ったときの判断が速くなります。

次の休みの日に、お客さまへ一声かけて、一本だけ撮ってみてください。台本はいりません。

当てはまる人だけへ

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提供元: 株式会社トレジャーハンティング

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