Instagramを商売に使うとき、投稿の中身ばかり考えて、プロフィール欄を後回しにしてしまいがちです。ところが、フォローするかどうかが決まっているのはプロフィールのほうです。投稿は見つけてもらうための入口で、その先の判断は欄がしています。
私はこの役割分担を、しばらく取り違えていました。投稿さえ良くすれば見る人が増えると思っていたのですが、増えなかったのは、飛んできた人が入口で引き返していたからでした。
人が来る順番を思い出す
流れはこうなっています。誰かの目に投稿が留まる。この人は何をしている人だろうと思う。名前をたどって欄へ飛ぶ。そこを読んで、フォローするかどうかを決める。
つまりプロフィールは、自分を紹介する場所ではなく、判断してもらう場所です。書くべきことも、そこから決まります。
欄に入れる四つ
- フォローすると自分に何があるのか
- この人は何者なのか、と思わせる経歴
- 今、何をやっているのか
- 行ってほしい先のリンク
一つめが要です。ここが抜けていると、経歴だけが並んだ欄になります。読む人が知りたいのは、この先ここから何が流れてくるのか、です。
二つめは、判断の材料です。何をどれだけやってきたのか。派手に飾る必要はありませんが、何も書かれていないと素性が分からず、そこで止まります。
三つめは、怪しさを取るためのものです。今どこで何をしているかがはっきり書いてあるだけで、読む人の警戒はかなり下がります。
四つめは一本に絞ります。行き先をいくつも置くと、どれも押されません。
画像は、文字で足りない分を補う
写真は人が写っているものを置きます。会社のしるしだけが置いてあるアカウントは、どうしても遠く感じられます。
上に置く横長の画像は、文章の補足に使います。短い欄に書ききれなかったことを、そこで見せる。文字の欄と画像を同じ内容の繰り返しにしないのが、私が気をつけている点です。
書ききれない分は、投稿に持たせて上に固定する
それでも入りきらないものは必ず出ます。自社の強み、いちばん見てほしい商品、よく聞かれることへの答え。
これらは無理に欄へ押し込まず、一本の投稿にまとめて、その投稿を上に固定します。欄を読んだ人が、そのまま最初に目にするのがその一本になる。欄は判断してもらう場所、固定した投稿は詳しく知ってもらう場所、と分けられます。
固定するものは、ときどき入れ替えます。季節のもの、今いちばん動かしたいもの。この一本を替えるだけで、入口の見え方が変わります。
付ける印は絞る
投稿に付ける印を、たくさん並べているアカウントを見かけます。多いほど見つけてもらえる気がしますが、関係の薄いものが混ざると、来てほしくない人が集まります。
私は三つくらいまでにしています。決め方は簡単で、自社のページがどんな言葉で探されているかを、上から順に取る。長い言い回しより、短い言葉のほうが使われます。
なんとなく付け続けていたものは、いちど全部外して、意味のあるものだけ戻す。それだけで、来る人の顔ぶれが変わります。
入口を通った人を、放置しない
欄を整えたら、あとは反応を置き去りにしないことです。書き込みには早く返す。商品の問い合わせなら、その場でやりとりを続けるより、問い合わせの受け口へ案内したほうが早く進みます。
出す時間も、いちど決めておくと迷いません。よいとされるのは夜の時間帯ですが、そこは同じことを考えた人が集中します。朝の早い時間は、その点が空いています。問い合わせの多い商売なら、返事のできる時間に合わせて出すほうが理にかなっています。
対応の決め事は先に作っておきます。誰が返すのか、営業時間の外に来たものはどう扱うのか、明らかにおかしなものが来たときは消すのか。決めてあれば、いざというときに慌てません。
まず自分の欄を開いて、一つめの項目が書いてあるか見てください。無ければ、そこに一行足すのが最初の仕事です。
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